ライティング体験講座
2015年 05月 16日
世間にはいろいろ学べる(体験できる)講座があって、テクニカルなものやアート系のものは、探せばたいていのものが見つかる。
写真系のものはその数も多く、仕事でカメラを使わない人でも、ちょっとその世界を覗けるような機会がたくさん設けられている。
というわけで、ライティング体験講座に行ってみた。
これまでの写真教室でもライティングに関する講座があったのだけれど、いずれも都合で受講できなかったので、どこかで見てみたいなと思っていた。
書籍やWEBでも情報がたくさんあるから、ある程度のイメージはできるけど、実際にやってみないとわからないし。
自分にとってライティングが必要となることはまずないだろうけどね。
体験講座を受けたのは、某メディア図書館という名前の写真学校。
プロのフォトグラファーの養成コースもあり、以前所属していた写真教室の友人(広告写真をやっている)もここで学んだときいて、ちょっと興味があり、チェックしている。1年間の本格コースもあり、趣味で楽しむための体験講座やイベントもあって、ここ最近、何度か足を運んでいる。
今回のライティング講座の先生は、関西でもっとも忙しいと(ここの理事さんが紹介していた)評判のO先生。
わずかな時間での体験講座なので、光源の種類や色温度の話、定常光と瞬間光、閃光時間の話などを聞いたのち、1灯ライティング、補助光はレフ板を使うか、もしくはなしでの撮影となった。
フラッシュメーターで露出をチェックして、条件を確認。
作例が講座のレベルを示すものではないのであしからず(笑)。
難しい話は抜きにして、光の作り方と影の処理の仕方。
クライアントは影を消すように注文を付けるが、影があるから面白いんだと、O先生。
ヨーロッパのファッション雑誌でも、最近はしっかり影を付けるような撮り方が多くなってきているなどなど、ふむふむ。
さくっと話を聞いたあと、テーブルの上のゴーヤやブロッコリーやシメジをみて、さてどう撮りたいか。
どう撮りたいかと聞かれても、野菜だから新鮮さ?瑞々しさ?力強さ?
表面のディテール?
今日はマクロ持ってないから寄っては撮れないな、などと思案しつつ、他の参加者の画作りなどを手伝いながら、イメージを共有していく。
今回は10名ほどの参加者があったので、光源はフォトランプ1灯。色温度は3200K。
モニタを見ながら、先生が2500Kまで下げてみたら、など、アドバイスがとぶ。
写り込みや反射もないし、商品の文字を浮き立たせる必要もない。
ほどなくして、自分の作品制作の場と化してしまった。
面白かった。
ランプ1灯にレフ板の補助光。
色温度の調整。
ランプ一個あれば、十分に楽しめる。