警ら箱
2012年 10月 18日
箱そのものには用はなく、そこにたたずんでいる姿に魅かれて吸い寄せられるようにシャッターを切った。
地域の警官と住民との定期連絡のような役割を果たしているらしい。
今どき伝書バトのようなアナログな仕組みが機能しているというのも不思議だ。
子供もお年寄りも使える仕組みということなのかな。
実際、これは小学校のフェンスに取り付けられたものだし。
1年ほど前、あるところの警ら箱がはやり目にとまり、写真を撮っていたところ、ちょうど巡回中の警官に遭遇してしまい、職務質問を受けた経験がある。
デジカメだったので、こんな写真を撮っていると説明し、納得してもらったが、うっかり写真など撮っていると、変質者と判断されかねない。
防犯ネットのメール情報には、カメラを持った不審者が出現などという内容がずらりと並んでいる。
街かどの花を撮っているだけでも怒られたなどという話も聞く。
社会は写真を撮る人ばかりではないから、互いに気持ちの良い暮らしやすい環境つくりに配慮しないといけない。
撮らない人から見たら、カメラは暴力装置に近いのかもしれないね。