Canon demiEE17 その2
 
 
 
Canon demiEE17というハーフサイズカメラのその後。
この古いカメラが予想外に軽快で心地よくシャッターが切れることがわかった。
実際の写真はハーフサイズだから、解像度もシャープネスも何もかもがそれなりのものだが、ハーフゆえのサイズ感を楽しむには十二分の懐の広さがある。
言い換えると、こつぶ感を楽しむことができる。




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[Canon demiEE17 f4 1/125sec Fujicolor superia 400 2013 Oct]




1台目のデミは、先日のワニ革デミで、簡単な清掃のためにばらして組み立てたら動かなくなってしまった。
もったいないので、再度、貼った革をはがしてばらしてやったら、なんとかシャッターが復活して動くようになった。
しかしどうもスローが粘っている。
露出計はすでに機能していなかったが、シャッターが粘るのは精度そのものが担保できないので致命傷だ。
修理するにも程度のいい機体を入手するほうが安価で手っ取り早い。
とりあえず、外観は綺麗なので、今は良いお飾りとして、我が家の書架に鎮座している。




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[Canon demiEE17 f8 1/500sec Fujicolor superia 400 2013 Oct]




さて、実はもう1台のdemiEE17をネットオークションでゲットした。
外観がとても綺麗で、レンズも曇りなく、シャッターも問題ない。
電池を入れてやると、露出計の針もちゃんと動くことがわかった。
電池はもともとの仕様は1.3V水銀電池なのだが、1.5V LR44でも問題なく動くし、多少の誤差はネガだと許容範囲内だと思う。それほど露出に神経を使うような写真は、このカメラに求めるべきではないでしょう。




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[Canon demiEE17 f2.8 1/60sec Fujicolor superia 400 2013 Oct]



ここに載せている写真は全て2台目デミで撮ったもので、ピントも目測ながら、被写界深度さえ押さえていれば、まず問題ない。
露出計も動いてはいるが、auto機構=シャッタースピード優先は使わず、マニュアル露出をしている。
感度分のf16で行けば、ネガならだいたい良いところに収まってくれる。

 


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[Canon demiEE17 f4 1/60sec Fujicolor superia 400 2013 Oct]




むかし、小学生の頃、8分の1くらいに切った小さな画用紙にどれだけ緻密なスケッチが描けるか、授業でやったことがある。
担任がただ教材費をケチっただけかもしれないが、小さな画用紙を下書きでいっぱいに埋めるもの、大きな画用紙を埋めるのも、情報量はほとんど同じだったような記憶がある。
ハーフサイズにはそれに似た感触がある。




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[Canon demiEE17 f8 1/250sec Fujicolor superia 400 2013 Oct]




レンズは30mmF1.7の明るい大口径。f1.7があれば、たいていの無理が効く。
ハーフサイズの30mmはフル換算で45mmくらいかな。
50mmを多用している自分にはこの画角がちょうどいい。
あるところで、視界の中の出来事を認識できる範囲というのは、自分の年齢と同じ画角に近いという話を読んだことがある。若い頃は広角が扱えても、年をとると扱いづらくなる。
あまり考えることなく、パシャパシャ撮れるのも、この画角がそうさせているのかと思う。


このdemiはオリジナル貼り皮をピンクに衣替えし、とある方のところに里子に出た。
 
 
 
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by f-izuki | 2013-11-06 00:00 | Comments(0)
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